国内ダガ―ナイフに至るまで

 
 2008年6月、東京秋葉原で考えられない通り魔殺人事件が起きました。この時の犯人は両刃のダガーナイフを使い多くの一般通行人を殺傷しました。彼はダイバーでも何でもありませんでした。しかしこの事件から1年後、銃刀法が改正され、犯行に使われた両刃のダガーナイフ(刃渡り55MM以上)の所持と使用禁止が法律で決められました。それまで、多くのダイバーや釣師が使用していた、この形状のナイフは、一切国内で製造、使用、所持されることはなくなり、施行までに各自が所持していた多くのダガーナイフは各警察署等に提出後処分されました。
この日をもって日本からあの道具としては、捨て難いダガーナイフが消えたのです。
残念の一言です。
byテッドクラハラ 

 今も日本以外の世界中の魚突きダイバーのほとんどが使用しているナイフが何故ダガーなのか?それは訳があります。ダガーナイフは形状が左右対象であり、片手で魚を持ち利き手で急所にナイフを突き刺した時、一点からズレない為、正確に急所をとらえることが出来るからです。暴れる魚などでは、通常の形状ではポイントがズレやすく急所を外すこともあります。この「正確にズレることなく、魚の急所を刺してシメルことのできるナイフ」こそ、ダガーナイフなのです。世界のスピアハンターのほとんどが、ダガーナイフを必ず使用する理由はここのあるのです。しかし、日本では使えません。困りました。ほんとに困りました。そこで又、ネイビーカンパニーは考えました。 ダガー形状はそのままに、国内法で使えるナイフを作ろうではないか!2012年11月、イタリアのメーカーとの交渉がはじましました。設計図を何度も作り直し、素材を吟味し、握り易さ、使い易さ、サビに強く抜群の切れ味、そして、2015年12月ついに、プロトタイプ4モデルのブレードが完成しました。ここからさらに実用テストが始まりました。
 
試作で作られた4本のナイフ 
 
キルポイント(急所)を的確にズレることなく刺せる、ブレード形状は4種類のうちどれか実践で多くの魚、多くの種類でテストしました。一度に体に4本ものナイフを付けて泳ぐのですから、少々異様な光景でした。約1ヶ月のテストの後、一番使い易いブレードを決め、製造を開始しました。そして今年4月ついに完成販売をスタートしました。シメ80切り20の「プロダガーショートナイフ」とシメ60切り40の刃長の長い「プロダガーナイフ」の2種類を作りました。「プロダガーショート」は腕、足首に。長さのある「プロダガー」は足首に取付けるとベストです。
共にワンタッチラバーベルト&ケース付きです。INOX鋼製。
当社が独自に4年の年月をかけて作った、この国内で使える唯一のダガーナイフを是非おためし下さい。絶対に大満足していただけることまちがいありません。
丈夫なケースと手首、足首に取付け出来るラバーワンタッチベルト2本付きです。取出し時は、ナイフを握り、親指でケースを押すと簡単に取り出すことが出来ます。


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